八方池から唐松岳へ2015年09月20日 19:32


 シルバーウィークを利用して、北アルプス北部の八方尾根から唐松岳に

 登ってきた。

 松本に前泊して八方尾根スキー場へ移動

 松本から流れの速い一般道を移動しても1時間超の道のり

 自宅から片道400kmは流石に遠いわ!

 AM7:00過ぎのゴンドラの麓駅は大勢の登山者で賑わっていた。

 


 半年前から計画を立てていると天気が一番の心配ですが

 雲が少し多目だけれどまずまずの天気に一安心

 ゴンドラから八方尾根の麓を見下ろして



 
 夏の間、スキー場のゲレンデは牛さん達の放牧場




 ゴンドラからリフトを二つ乗り継いで登山口へと向かう





 
 最後のリフトを降りると、ここから唐松岳へ続く登山道の始まり




 準備を整えて、ゆっくりと歩き始める




 草紅葉の始まった草原の水溜りに写る白馬の峰



 八方池までは道も良く整備されたハイキングコースで

 軽装でも十分行って帰れます。

 


 少し進むとすぐに展望が開けて、白馬三山が目前に迫ってます

 左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、そして白馬岳




 後ろを振り向くと登山者の列が延々と続いている

 流石、人気の場所です




 登山コースの途中にケルンと呼ばれる岩積みの塔が全部で

 5カ所に設置されてる




 一番大きな、八方ケルン

 ここまでの標準コースタイムは1時間50分ほど



 
 雪渓の見える所まで登ってきた




 有名な八方池、ガスに包まれて池に写る白馬の姿は

 残念ながら見れず


 広い尾根道

 左側の谷から雲が駆け登ってくる



 登山コース中で唯一近寄れる雪渓

 扇雪渓です。

 多分、一年で一番雪の量が少ない時期

 1ヶ月も経たない内に雪が積もり始めるだろう




 丸山ケルン、最後のケルンです。

 標高も2400mを超えて、見える景色も変わった。

 体力に不安があるようなので、当初は、ここまで登って引き返す予定で

 登ってきた。

 時間の余裕と体も大丈夫と言う事なので頂上を目指す事とした。




 雲を超えて雲海の広がりが見えている



  

 唐松岳から白馬岳へと続く尾根、難所の不帰鹼が目前に迫る




 左に凛々しい姿の五竜岳



 いよいよ、目指す唐松岳と連なる峰が見えてきた

 左奥の頂を過ぎれば唐松岳が見える




 唐松岳頂上山荘前の広場から唐松岳の頂上を見る

 登山者の殆んどが山荘前に重い荷を下ろし、身軽になって頂を目指してる

 自分たちも見習って身軽になって登ってきた。




 大きめのザックを背負い、頭にヘルメット。

 五竜岳への縦走路を目指すのだろうか?

 奥に見えるのは立山~剣岳の勇壮な山並み




 唐松岳の頂上付近から山荘を見る





 頂上到着!

 360度の大パノラマ 最高!

 小屋の前の広場に戻り、エネルギー補給と絶景を目に焼き付けて下山





 丸山ケルンと八方池の間の樹林帯

 根本から横倒しになってるダケカンバを見れば

 積雪の多さがうかがい知れます




 八方池付近の紅葉

 太陽の位置が変わって、朝よりも鮮やかさが増してる

 山景色


 タカネマツムシソウ






 まずまずの天気に恵まれて今回も良い山歩きができた。

 山の神様に感謝、感謝!





キノコの森2015年09月21日 23:01



 唐松岳に登った翌日、近くの森を散歩

 ゴンドラで山頂駅へ

 ここも、冬場はスキーゲレンデです




 一分もかからずに今日の最高地へ




 名残を惜しんで咲く、レンゲショウマ







 ねずこの兄弟

 ねずこ・・・ヒノキやヒバに似た木

 地を這うように伸びた根で二本が繋がってる



 この森で見つけたキノコの数々






















 ブナの森は明るく爽やか


 馬ブナと呼ばれる木

 豪雪に幹を曲げられても力強く生きている



 ゲレンデに咲くナデシコの花



 ウメバチソウ


  
 ゲレンデの秋はススキ野原















八方尾根~安曇野へ2015年09月22日 22:13


 今回の山旅も最終日となった。


 帰りの高速道路は大渋滞と予測し、夜、遅くなれば少しは、

 渋滞も緩和されるだろうと考えて、一日ゆっくり過ごすことにした。

 



 八方尾根の夜明け

 白馬の峰が朝日に照らされてオレンジ色に輝く、

 モルゲンロート






 宿泊したホテルの庭


 
 ホテルの窓越しに左に五竜岳と右手に八方尾根

 麓にジャンプ競技場が見える



 ジャンプ競技場の近くに熱気球が浮かび上がった。

 朝八時までの僅かな時間だけの営業

 前日までに予約すれば搭乗できるらしい。



 静かな朝のロビー、以前は登山客用の宿だったらしく

 暖炉の周りには当時を偲ぶ、古い山道具が飾られている



 爽やかな朝に、コスモスに囲まれて



 ジャンプ競技場にて

 ここに立っていると、当時の大歓声が聞こえてくるような感じがする

 そして、原田選手が涙したシーンも甦る!

 最近の出来事のように思うけど、17年前なんて時の経つのは早いですね。



 白馬の大空に浮かぶパラグライダーでの空中散歩

 気持ち良さそう~!

 この素晴らしい山景色を目に焼き付けて、愉しんだ白馬八方を

 後にして、安曇野へ!



 40分ほど移動して安曇野へ到着

 安曇野のシンボル、常念岳は雲に隠れて見えない。

    残念・・・!



 まず初めに、安曇野観光で人気の大王わさび農園へ立ち寄る

 まあ、一言で言うとわさびの牧場的な所です。  

 今時には珍しく、駐車場も入場も無料なのがGOODです。

 ゴムボートでの清流下りが人気を集めてました。

 流れに任せて70~80メートル下って


 
 帰りは皆でオールを漕いで遡る


 
 アルプスの恵みの湧水が場内の至る所に湧いてます。



 満開の彼岸花が綺麗!








 
 ゆっくりと回る、水車は写真撮影に人気の場所


 
 こぼれ落ちる滴がキラリ輝く


 広いわさび農場をぐるりと見て廻った後は

 わさびソフトクリームを食べて締めくくり

 流石にわさびの辛さはありません。

 ほんのりとわさびの風味が生きてます



 
 わさび農場を後にして、穂高駅に移動して来た。

 ここで、レンタサイクルを借りてサイクリング

 店のお兄さんに道祖神を巡りたいと伝えると

 お店で用意してある道祖神めぐりの地図に書き込みを入れながら

 丁寧な説明をしてくれた。

 それでは行ってきま~す。




 最初に立ち寄ったのは、

 山門の前に大きな下駄の有るお寺さん

 本堂にはご本尊の下をぐるりと廻る真っ暗な回廊があった

 真っ暗な回廊の中にある鍵に触れる事が出来れば願いが叶うらしい!

 運よく、触ることが出来たが、はたして願いは叶うのでしょうか!




 もらった地図を頼りに道祖神を巡るサイクリングのスタート!

 ここからは巡った道祖神の数々をご覧ください。


 















 他にも数多くの道祖神がありますが、流石に廻りきれないです。

 道の交差や曲がり角に多くの道祖神がありました。

 田畑の広がる農道にある道祖神を見て見たかったのだが

 残念な事に今回は見ることが出来なかった。






 道祖神めぐりの途中に寄った庄屋の屋敷

 松本城主の本陣にも使われていたとの事

 そうそう、NHKの朝ドラ「おひさま」のロケにも使われた場所でした。




 
 門柱に残る傷は百姓一揆の時の物

 不満を爆発させた農民たちが鍬や斧を振りかざした跡です



 中に入ると、庭にも小さな道祖神



 係りの人が色々と当時の事と道具の事を説明してくれます

 最初の部屋に展示されてる物は嫁入り道具



 当時の槍などの武具も残されてます



 穂高駅への帰り道、最後は穂高神社へお参り


 なかなか、どうして立派な神社でした。
 



 ゆっくり愉しんだ安曇野後して帰路につく

 途中で温泉の有る道の駅に立ち寄り、3時間ほど時間調整して

 渋滞が緩和するのを待った物の、期待は外れて深夜まで大渋滞

 帰宅時間は深夜2時を回ってた。



  お知らせ!

 道祖神巡りの時に寄ったお寺でのお願いは見事に叶いました。

 それは、道中安全 無事に帰宅できた事。