ロープウェーで行く西穂山荘 ― 2017年11月25日 12:20
雪山シーズン到来!
北アルプスは連日の雪模様、積雪も進み本格的な冬山となった。
通年営業の山小屋西穂山荘からその先の丸山周辺まで歩く計画で出かけてきた。
ロープウェーを乗り継いで西穂高口駅に降り立った。
係りの人に促されて、慌ただしくワカンを装着して先ずは山小屋目指して歩き出した。
山小屋まではゆっくり歩いても2時間ほどの行程。
登山道を進んでいくと、登山者を迎えてくれる雪山コンシェルジュ?のお出迎えです。
自然が生み出した雪の彫刻、中々の出来映えですね!
途中の急坂を登り終えて、樹林帯を脱出!
山小屋前の広場到着です。
風を遮る物の無い稜線上は強風が吹きつける生憎の天候
予報より天気の回復が遅れてるみたい!
少し動かないで居るとアッという間に体温を奪わていきます。
山小屋前には踏み後も無い野営場があります。
強風を避けて、山小屋へ!
夏から秋のシーズン中は賑わってる山小屋もとても静かです。
丁度お昼時なので、お昼ごはんに醤油ラーメンを注文!
このラーメンを目当てに登る人もいるそうです!
極細の縮れ麺に濃い目のスープが絡まって旨い!
そのほかに熱々のおでんともつ煮込み、それとおしるこを注文して」
大変美味しく頂き、満足な昼食となりました。
ここから先に登ると20メートル近い強風らしいので
予定していた丸山は断念して、下山する事にした。
まあ、無理して登っても展望ゼロではリスクを押して行く意味も無いので!
小屋の外に野営場に踏み込む人影発見!
4~5人で雪面をアッ!という間に掘り起こし、テントの設営してます。
ロープウェーの運行時間も気になるのでそろそろ下山いたしましょう。
登りの時は視界も悪くて、殆んど撮らなかった写真を撮りながら下山中です。
静かなモノトーンの世界
小屋周辺の強風が嘘のように静かな森の中
時折聞こえるのは、雪の重さに耐えてるシラビソがギシギシと泣く音だけ。
すれ違ったこのパーティも荷物の量からしてテント泊
この後にすれ違ったパーティーと合わせて、
今日は3つのパーティがテント泊です・・・多分!
半分ほど下りて来ると西穂高岳の岩稜が僅かに見えてきた。
登りの時は真っ白で何も見えなかった登山道も視界が開けると
直ぐ脇が切れ落ちてたりして、うっかり踏み外すと滑落の危険も・・・・
視界が悪い時は無闇に道を外さないほうが良さそうです!
空が明るくなってきた頃にロープウェーの駅に到着です。
ロープウェーの展望デッキからの西穂高岳
右端の稜線上に見えるのが西穂山荘
その先の平らな所を進んで少し丸い場所が丸山
その先の斜面を登った所が西穂独標
天気が良ければその辺りまではなんとか行ける場所
そこから先は雪のシーズンは上級者のみ進める領域です
反対側は奥飛騨の山々
ロープウェーの窓から見る西穂高岳
雲も切れて青空が覗いてる、3時間早く回復してればね・・・・・
谷間に栄える奥飛騨温泉郷
雪の結晶も色々と
山頂で青空を拝めなかった山旅
けれども、とても静かで贅沢な時間を山の中で過ごせた1日でした。
でも、やっぱり青空がいいね!
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